平成24年度 第1回 介護福祉コース キャリアアップ研修会 『科学的介護とは何か』 ~エビデンスに基づいた介護技術の実践~

2012.10.04

9月22日猛暑の中、150人あまりの介護福祉士や、その国家資格取得を目指している人たちを対象に標記研修会を実施した。
この研修は山口県からの委託事業として、介護職のキャリアアップ(資質の向上)を図るものである。

講師は、遠路はるばる四国から来ていただいた今治明徳短期大学介護福祉コース 眞鍋誠子教授である。
講義は、まず「介護の基本の基本」から始まった。
眞鍋教授の豊かな経験とパワフルな人柄が醸し出す雰囲気で会場は、熱気むんむん。
「基本の基本」という言葉は「皆さんわかっているはずよ」と一人ひとりに言われた気がして、心の引き締まる思いであった。


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講義の様子
その後、本学の実習室で模擬実技も行われた。
講義の中心である『介護技術は生活支援の一部であり、技術の一つ一つにしっかりした科学的根拠がなければならない』ことを実践した教授の技術指導は、安全、安心、安楽に加えて、芸術的なセンスと感性の素晴らしさが感じられた。


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模擬実技の様子
この研修後、受講者は「自己流の技術」は通用しないことを心に刻み、明日からの介護実践に向けて心を新たにしたようであった。