<授業紹介>介護コミュニケーションB「点字」

2013.02.12

12 月18日(火)、「介護コミュニケーションB」の演習で点字を学びました。


写真 A.JPG

講師は萩市佐々並にお住まいの中村 実枝先生です。先生は点字の講師として長年山口県下で活躍されている方です。


以下、学生たちの感想などをご紹介します。

 先生の講義を受けて初めて「見えない世界」とはどういうものかが理解できました。以前アイマスクを付けて体験したことがありますが、物の実態については、目をつぶってもその映像(記憶)が私たちにはあるのです。初めからそうした映像がない方のために、どのように情報を伝達していくか、その重要性に気づかされた講義でした。


 そして、この講義のなかで先生がある詩を朗読されました。


        「一番星ってどんな星」
夕餉に匂う路地裏で、わらべが歌うあの歌の一番星はどんな星
見せてと母に泣いたものの、ああ白杖だけが知っている
鏡覗けぬ辛さより、あの坂道を、あの森を、一人で歩く幸せを
欲しいと泣いたあの夜を、ああこの白杖だけが知っている
心に秘めしあの人が、くれた便りの愛の字を幾度も指で読みながら、
嬉しくて泣いたあの夜を、ああ白杖だけが知っている

 まるで、ドラマを見るように私の頭に光景が浮かんできました。一番星がどのようなものかわからないもどかしさ、母なら何とかしてくれるだろうと頼んでみるが、母も上手に伝えられない、母と子は同じ時間、同じ場所にいても世界が違うのだ、この詩には視覚障害者の方の見えないつらさがよく表れていると思います。

写真 B.JPG

次に実際に視覚障害者の方のために工夫されている品物を見ました。
写真のオセロは押すだけでひっくり返るようにできていて、しかも白・黒が判別できます。
ふりかけは、今まで封を切ると賞味期限が分からなくなっていましたが、点字を下げることで分かるようになりました。
シャンプー、リンスは区別できるようにギザギザがついていて、牛乳パックはへこみが入っていました。


写真 C.JPG

黒いしゃもじは弱視の方用です。
ルービックキューブは各色に目印がしてありました。
ピンポン玉は鈴が入っていて、巻尺は10cmで穴があいていました。
定規は目盛がデコボコになっており、ボンドは上部分に点字がありました。
ジャムの瓶は蓋が開けやすいようになっていました。
日頃から、私たちも使っている品物もありましたが、説明を受けて初めて気づきました。


写真 D.JPG

最後に実際に点字を打ちました。意外と力がいることに気が付きました。また、緊張もしました。打っていくのも大変でしたが、それを読むのはもっと難しかったです。大変勉強になりました。先生ありがとうございました。