特別講義『福祉現場に生かせるこころのとらえ方とその対応~精神疾患の理解と対応 ~』

2013.09.13

9月7日(土) 13時30分~16時、山口県離職者・潜在有資格者等就業支援事業の一環として、今年度2回目のキャリアアップ支援研修会を実施しました。
近年、福祉施設を精神障害者が利用するケースが増えているため、精神疾患の理解と関わり方の研修会に県内の福祉施設・障害者支援施設等から100人あまりの方が参加され、真剣に拝聴されていました。


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講師は昨年に引き続き 医療法人若草会理事 小郡まきはら病院 医師 志村実生 先生をお招きしました。講演の始まりには、心の定義と歴史は今も生きていると話され、「心=身体」の総合的理解が必要であるとも述べられました。


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「心によって現実は創られる」「心理の発達から退行や回復を理解する」「薬物療法は脳にはりめぐらされる心の包帯」などと精神疾患の理解をわかりやすく伝えられました。
また、利用者への関わり方の原則として次の3つを挙げられました。
 ①正当なことをする ②不当なことをしない ③余計なことをしない

講演の最後には、人間が生きる上で「睡眠」「食事」「笑うこと」が不可欠であると伝えられた。
参加者は、志村先生がこの講演会ために作成された「教科書」をお土産に持って帰られました。