2023.07.25
芸術表現学科では、1年前期に教養科目の一つとして「郷土史」を開講しています。
この授業では、郷土の歴史(特に文化財を中心に)を学ぶことを通して郷土への愛着を深め、ひいては郷土の発展に寄与したいという意欲につながることをめざしています。
国宝や重要文化財に関わる内容を学んだ後に、各自が最も関心をもち、他者に紹介したいものを一つ選んでプレゼンを行います。パワーポイントによる資料作成能力を高め、自分の言葉で分かりやすく伝える工夫や、人前で自信を持って話すことができる力を育てることなどをねらいとしています。さらに、他の学生のプレゼンを評価したり、質問したりと、学びを共有し合える授業で、どの学生も生き生きと取り組んでいます。
プレゼンを通して郷土への理解が進み、地元を愛し誇りに思う気持ちを育むとともに、「話す力」だけでなく、評価するために集中して聴くことで「聴く力」も高めることができているようです。郷土愛あふれる発表に、温かい拍手が送られていました。